WEBデザイナーが知っておくべきAI活用テクニック完全ガイド
こんにちは。Webデザインの世界は今、ものすごいスピードで進化していますね。皆さんは、この変化の波を乗りこなせていますか?
私たち「にしむたラボ」は、イラストや動画をふんだんに使った、訪れた人の記憶に残るようなWebサイト制作を得意としています。普通なら、こうしたリッチなコンテンツを作ろうとすると、膨大な時間と人件費がかかってしまうものです。
しかし、私たちは違います。生成AIという最強のテクノロジーを駆使することで、コストをぐっと抑えながら、驚くほど高品質なクリエイティブを実現しているのです。
「AIなんて難しそう」
「クリエイティブな仕事は人間にしかできない」
もしそう思っているなら、それは非常にもったいないです。AIは仕事を奪う敵ではなく、私たちのクリエイティビティを何倍にも増幅させてくれる最高のパートナーだからです。面倒な作業はAIに任せて、人間はもっと「面白いこと」や「デザインの本質」に時間を使う。これこそが、これからのWeb制作のスタンダードになります。
今回は、にしむたラボが実際に現場で実践している、明日から使えるAI活用テクニックを余すところなくお伝えします。デザインの幅を広げたい方も、HPのリニューアルを検討している企業担当者様も、ぜひこの新しい景色を体感してください。
それでは、Web制作の現場を劇的に変える魔法のようなテクニックを一緒に見ていきましょう。
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Nishimuta Lab(ニシムタラボ)代表の西村です。弊社のポリシーはさまざまな顔を持つユニークな会社づくりです。
人々にとっての広場、気になることをとことん追求する会社、大人たちの遊び場、時には帰宅前の会社員が立ち寄るサロンのように。
「すべての人はクリエイター」という信念のもと、才能を花開かせるキッカケの場として、人々をつなぐ現代の会社を目指しています。
1. 「絵が描けない」なんて言わせない!画像生成AIでオリジナルの素材をサクッと作る秘訣
Webデザインの現場において、クライアントの要望に完璧にマッチする写真やイラスト素材を見つける作業は、時にデザインそのものよりも多くの時間を消費します。「ここにこんな雰囲気の挿絵が欲しいけれど、ストックフォトにはイメージ通りのものがない」「自分で描くにはイラスト作成のスキルや時間が足りない」といった悩みは、多くのデザイナーが抱える共通の課題でしょう。しかし、近年の画像生成AIの進化は、こうした「素材不足」や「描画スキルの壁」を一気に取り払い始めています。
MidjourneyやStable Diffusionといった画像生成AIツールは、テキストで指示(プロンプト)を入力するだけで、驚くほど高品質なビジュアルを生み出します。例えば、Webサイトのヒーローイメージとして「未来的なオフィスで働く多様な人々、明るくクリーンな雰囲気、フォトリアリスティック」といった具体的な指示を与えれば、数秒で複数のバリエーションが提案されます。これにより、デザイナーはゼロから絵を描く必要がなくなり、イメージの具体化と選定というディレクション業務に集中できるようになります。
特にWebデザイナーにとって親和性が高いのが、Adobe Fireflyです。PhotoshopやIllustratorといった馴染みのあるツールに統合されており、「生成塗りつぶし」機能を使えば、画像の足りない背景を自然に拡張したり、特定の部分にオブジェクトを追加・削除したりすることが直感的に行えます。これはバナー作成時のサイズ変更や、レスポンシブデザイン対応時の画像調整において革命的な効率化をもたらします。
画像生成AIを使いこなすコツは、プロンプトの精度を高めることです。単に「犬」と入力するのではなく、「Webサイトのアイコン用、フラットデザイン、シンプルなライン、青色を基調とした」のように、スタイル、アングル、色調、用途まで詳細に言語化することで、生成される画像の精度は格段に上がります。AIは単なる自動化ツールではなく、デザイナーの想像力を拡張するクリエイティブパートナーと言えるでしょう。
ただし、実務で利用する際は著作権や商用利用の可否について、各プラットフォームの最新の利用規約を必ず確認する必要があります。適切な権利処理を行った上でAIを活用すれば、オリジナル素材の作成コストを大幅に削減しつつ、デザインのクオリティを底上げすることが可能です。「絵が描けない」というコンプレックスを捨て、AIを駆使して独自のクリエイティブを生み出す時代が到来しています。
2. 面倒なコード書きはAIにお任せ!浮いた時間でデザインの質をどこまでも高める思考法
Webデザイナーにとって、コーディングはアイデアを形にするために不可欠な工程ですが、同時に創造的な思考を中断させる「作業」の側面も持っています。HTMLのタグ打ち、CSSのクラス名管理、レスポンシブ対応のためのメディアクエリ記述、そしてJavaScriptによる動的要素の実装。これらに費やしていた膨大な時間を、AIを活用して劇的に短縮し、その余力をデザインの本質的な価値向上に充てる方法について解説します。
まず認識すべきは、現代において「ゼロから手打ちでコードを書く」ことの優位性が薄れつつあるという事実です。OpenAIのChatGPTや、Visual Studio Codeなどのエディタに統合できるGitHub CopilotといったAIツールは、Web制作の現場を一変させました。例えば、「Tailwind CSSを使用して、モバイルファーストで3カラムのカード型レイアウトを作成して」と具体的なプロンプト(指示)を入力すれば、AIは瞬時にセマンティックなHTML構造と適切なクラス設定済みのコードを出力します。JavaScriptにおいても、複雑なロジックや正規表現の記述、あるいはjQueryからVanilla JSへの書き換えなどをAIに任せることで、デバッグにかかる時間を大幅に削減できます。
しかし、AI活用の真の目的は単なる「時短」ではありません。重要なのは、コーディングという実装作業から解放された脳のリソースと時間を、人間にしかできない「デザインの深化」に再投資するという思考法です。AIにコードを書かせることで生まれた余裕は、具体的に以下の3つの領域へ振り向けるべきです。
一つ目は、マイクロインタラクションとユーザー体験(UX)の磨き込みです。これまでは納期や工数の関係で「実装が大変だから」と妥協していた、ボタンのホバーエフェクト、ページ遷移時のシームレスなアニメーション、スクロール連動の演出などにこだわることができます。Figmaなどのツールで作成したプロトタイプを、よりリッチな体験へと昇華させるための調整に時間を割けるようになります。
二つ目は、アクセシビリティとユーザビリティの徹底的な検証です。コード生成が早まれば、その分、実際のデバイスでの表示確認やスクリーンリーダーでの読み上げテスト、コントラスト比の調整といった品質管理に時間をかけられます。W3Cの基準に準拠した、誰にとっても使いやすいインクルーシブなデザインを実現することは、Webサイトの信頼性とSEO評価の両方を高めることにつながります。
三つ目は、複数のデザイン案(ABテスト案)の作成と検証です。従来であれば1案を作るのが精一杯だった時間で、AIの支援を受ければ2案、3案とバリエーションを持たせたプロトタイプを構築できます。クライアントに対して視覚的な比較材料を多く提示できるだけでなく、ユーザーテストを通じてより成果の出るデザインを客観的に選定することが可能になります。
これからのWebデザイナーに求められるのは、コードを速く書く能力ではなく、AIという優秀なアシスタント(またはジュニアエンジニア)に対して的確な指示を出し、出力された成果物をクリエイティブディレクターの視点でジャッジし、統合する能力です。「コードはAIが書き、人間は体験を設計する」。この役割分担を意識し、思考の重心を「HOW(どう実装するか)」から「WHAT(何を作るか)」へシフトさせたデザイナーこそが、AI時代においても代替不可能な価値を発揮し続けるでしょう。
3. まだ残業してるんですか?Web制作の現場を劇的に変える、僕も使ってるAIテクニック
深夜のオフィスでモニターの光だけが輝いている、そんな光景はWeb制作の現場では珍しくありません。クライアントからの急な修正依頼や、終わりの見えないコーディング作業に疲弊しているデザイナーも多いはずです。しかし、AI技術の進化により、これまで数時間かかっていた作業が数分、あるいは数秒で完了する時代が到来しました。ここでは、実際に私が現場で活用し、残業時間を劇的に減らすことに成功した具体的なAI活用術を紹介します。
まず、画像の修正や加工において革命的とも言えるのが、Adobe Photoshopに搭載された「生成塗りつぶし(Generative Fill)」機能です。Webデザインの現場では、クライアントから支給された写真素材のサイズが足りず、横長のヒーローイメージとして使えないという問題が頻繁に発生します。これまではスタンプツールを駆使して地道に背景を描き足していましたが、現在では選択範囲を指定してAIに生成させるだけで、驚くほど自然に背景を拡張できます。不要なオブジェクトの削除や、被写体の衣装変更なども一瞬で行えるため、レタッチ作業にかかる時間は体感で8割ほど削減されました。
次に、コーディングや実装におけるChatGPTの活用です。Webサイトに複雑な動きをつける際、JavaScriptやjQueryの記述に詰まって時間を浪費していませんか?ゼロからコードを書くことに拘る必要はありません。実現したいアニメーションの挙動をChatGPTに具体的に伝えれば、ベースとなるコードを即座に生成してくれます。例えば「ハンバーガーメニューをクリックした時に、リストが順番にフェードインしてくるCSSとJSを書いて」と指示するだけで、実用レベルのコードが返ってきます。デバッグ作業においても、エラーコードを貼り付けて原因を尋ねれば、解決策を瞬時に提示してくれるため、プログラミングの壁打ち相手として最強のアシスタントとなります。
さらに、デザインの初期段階におけるイメージ出しには、画像生成AIのMidjourneyが非常に有効です。デザインの方向性が定まらない時、Pinterestやストックフォトサイトを何時間も彷徨う代わりに、頭の中にある抽象的なイメージをプロンプトとして入力し、ムードボード用の画像を生成させます。これにより、「未来的」「オーガニック」「ミニマル」といった曖昧なキーワードを具体的なビジュアルとしてクライアントに提示でき、認識のズレによる手戻りを大幅に防ぐことができます。
AIはWebデザイナーの仕事を奪うものではなく、面倒な単純作業から解放し、本来注力すべきクリエイティブな思考時間を確保してくれる強力なパートナーです。これらのツールを賢く使いこなし、クオリティを落とすことなくスマートに定時で帰るワークスタイルを確立しましょう。

